お盆が過ぎると涼しくなると言われている秋田県ですが、今年は8月下旬になってもまだまだ暑い・・・!
スキルアップ教室の2回目、会場は五城目朝市!
残暑厳しい中ではありますが、午前は朝市フィールドワーク、午後は講師の先生の講座を聞いて学びを深めました!
そんな充実な1日の様子をレビューしていきます!
チェックイン(五城目朝市について)
今回の舞台は五城目朝市、と言うことではじめは朝市通りの端っこにある「貸し棚おうみや」でチェックインを行いました!
オーナー自身も五城目町への移住者であり、本業もある中このような空間を地域につくった行動人!
五城目町のことや、おうみやがどんな空間なのかをお聞きしました。
今回は朝市ということもあり、集合時間は早め。
ということで、最初のチェックインは頭のウォーミングアップも兼ねてちょっとした頭の体操をしました!
ペアになって、指示があった方の親指と小指を同時に動かすというシンプルだけど意外と難しいこのゲーム。
なかなか苦戦して、ついつい笑ってしまう方多数(笑)
こうして頭も心も少しほぐれたところで、今日のフィールドワークを行うにあたっての説明やなんのためにこの朝市を見て回るのかを事務局から伝えました。
五城目朝市には、旬の生鮮食品など食べ物の出店のほか家で不要になったものをフリーマーケットのように販売出店したり、自分のスキルを活かした物品販売ではない出店もあります。
しかも、出店料が数百円とかなり格安!
これからトライアル期間を経て実践活動を積んでいくNEXT生の皆さんにはぜひ実践の場としても見てもらいたかったのです。
フィールドワークに行く前に、朝市でどんな発見があるかのイメージをしたり、一緒にフィールドワークをするグループになって自己紹介をし合ったら、早速五城目朝市に繰り出します!!
五城目朝市へ出発!(フィールドワーク)
フィールドワークはただのまちあるきではありません。
また、グループのメンバーと一緒に回ること他のグループと情報を共有することにも意味があります。
午後の講座でも講師の先生からお話がありましたが、この暑い日にわざわざ外に出てフィールドワークを行う理由は、「実際に見えるもののその奥を見にいくため」です。
ただ表面上で朝市の出店の様子を見るだけではなく、実際にお店の人にインタビューしてみることで地域のことや出店者の背景や想いなどあらゆることを知ることができます。
(これを顕在ニーズの奥の潜在ニーズがわかる、とも表現します!)
また、年齢もバックグラウンドも価値観も異なる他のグループメンバーと一緒に同じものを観察することで、「こんな考え方もあるんだ!」などといった発見も。
自分で自分の認識は変えられませんが、グループで同じものを見ることで自分の認識を変えることもできるのです。
さらには他のグループとも随時フィールドワークの様子をSNSで情報交換。
例え同じお店に行ってお話を聞いても、グループによって聞き出した話の内容や情報が違っていることもまさにいろいろな視点があることがわかります!
一人ではなく、みんなと一緒にやるというのは想像以上に学びを深めます。
“志”の作り方講座
午後は朝市通り内のカフェの2Fを貸切って、講師の櫻井亮先生の講座をみんなで受講しました!
【講師:櫻井亮さんプロフィール】
MAHO-LA CREATIVE株式会社 創業者代表取締役
20年以上の実践を伴う組織変革の専門家。
日本hp、NTTデータ経営研究所にて50社90以上の案件にてコンサルティングに従事。2013年北欧デザインファーム Designitの日本誘致、初代代表。20社50案件を実施。GOB-IP社を共同創業し起業家育成、事業家として約5年、述べ10以上の複数起業を実践。グローバルにて20カ国39都市116社、国内24都市への積極交流。アライアンスや協業実施。
慶應大学SFC訪問研究員(ファシリテーション技法)
英国Teesside大学 修士デジタル・マネジメント修了
▶️MAHO-LA CREATIVE株式会社 HP
https://www.mahola-c.com/
▶️櫻井さん自己紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=UGYbnVxJ3-Q
初めは、観察することの大切さやポイントをおさらいし、改めて自分たちがなぜ午前中フィールドワークをしたのかを確認。
今後地域課題に対して仲間を作ってアクションをしていくNEXT生、じっくり観察をして潜在ニーズを見つけていく、
その人やその地域を知れば知るほど感情移入して「どうにかしたい!」と思うようになるんだそうです。
つまり、ユーザーに共感するということですね!
また、地域課題に取り組むとき【地域の問題(現状)→課題→理想】とステップがあります。
人口減少や空き家問題など、もうこの地域だけの力ではどうにもできないのが“問題”。
(一般的には「地域課題」と言われることが多いけれど、これってもはや「社会問題」ですよね…)
多くの場合、地域課題というと“問題”を見てしまっている。
それでは、問題が大きすぎて私たちがアクションを考え起こすのはなかなか難しい…
そこで櫻井先生が言うのは、地域課題に取り組む場合は、「この地域をどうしたいのか(理想)」を先に考えること!
そのためには、まず地域“課題”を正確に捉えることが必要なのだと言います。
今後“地域課題”に取り組んでいく際は、まずは「この地域がどんな地域になったら嬉しいか」理想を想像し、フィールドワークなどでよく観察をし、地域の表面的に見える“問題”ではなく、その奥にある身近な“課題”を正確に捉えていきましょう!
そして、いよいよ本題の「志のつくりかた」について。
志というと、なんだかものすごい作り込まれた壮大なもののようなイメージもありますが、志とは、ある日スイッチが「入ってしまう」もの!
(寝ても覚めてもそのことを考えちゃうくらい夢中になる。白昼夢を見てしまう。)
スイッチが入る瞬間はいつ訪れるかわかりませんし、逆にいうどどこにでもスイッチが入る機会は転がっています!
志を作るには、日頃から小さな志のかけらを大切に集めておくことが大切です。
また、志というのは、何歳から立てても良いものだし、絶対に他人の志を笑ったりしてはいけないと言う話も印象的でした。
例として、かの有名なスターバックス会長のハワード・シュルツも、とあるエスプレッソバーで実際に自分が出会った老夫婦との交流から、30歳前後でエスプレッソに目覚め今や世界的規模となる会社に成長させたというエピソードがあります。
志を立てると、体や心が自然と動いていくんですね。
大切なのは、誰かにとってはどうでもいいことでも「自分にとってのスイッチ」が入るかどうか!
自分の志に対して真剣なら、他人の「夢」や「志」を笑うと、自分に返ってくる。
照れ隠しの行動も、癖になると習慣になってしまう。
自分の行動や思考のブレーキを作らない!
他人を応援できる自分でいることで、初めて誰かに応援される存在になる!
だからこそ、何かをやりたいと思ったら
同じような思いのある人たちの輪に入って夢を語り合うことが大事!
(この場なら笑われない。人のことを応援すると自分も応援されるようになる。)
つまり、あなたラボNEXTのようなみんなで応援し合える
環境にいることが大切だと櫻井先生は熱くお話しされました。
今回参加したNEXT生の皆さんは、そんな櫻井先生の話をうなずいたりメモを取ったりとても真剣に聞いていた様子でした。
次回に向けて〜トライアル期間どう過ごす?〜
ここからは「トライアル期間」と題して、チームでの実践活動を今後やっていくにあたって、その前に自分でさまざまなことに挑戦してみる「まずはお試しでもやってみる」期間に入ります!
この場は、あなた“ラボ(実験室)”なので、何度でもトライしてみることが大事であり、逆に言うと何度でもトライするチャンスがあると言うことなのです。
事務局からは、トライアルの例としてこんなことを挙げてみました!
いろんなことができそうでワクワクしますね!
次回は9/29!
楽しかったフィールドワークや講座もあっという間に終了。
熱中症になることもなく、全員無事に笑って終わることができました!
次回は9/29のスキルアップ教室❸で一堂に会します。
そして次回はなんと、由利高原鉄道の貸切列車に乗ってみんなでいろんなことを吸収します!!
その時までたくさんのNEXT STEPにトライアルして、また楽しい1日を過ごしましょう!!